HMもーもーさん

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PAINKILLER/JUDAS PRIEST 近代的なパワーメタルとなった第2のデビュー作品

"Painkiller"は1990年にリリースされたジューダス・プリーストの12枚目のオリジナルアルバムで、最高傑作・超名盤として評価の高い作品です。

HMの創成期より活躍してきたジューダス・プリーストは、これまでも"Defenders Of The Faith"や"Screaming For Vengeance"といった名作をリリースし、正統派ヘヴィ・メタルとしての地位を確立する一方、様々な音楽的な試みを行った"Point Of Entry"や"Turbo”などが「不自然なジューダスらしくないポップ路線」としてフアンから酷評を受ける等、紆余曲折を経てきました。

"Turbo"の後にリリースされた前作の"Ram It Dowa”では、彼らの楽曲は鋭くアグレッシブな路線に戻りましたが、本作ではその音楽性はがらりと変わり、よりヘヴィで近代的なパワーメタルへと進化と遂げ、良い意味で我々フアンに衝撃を与えました。(自分もリアルタイムのその衝撃を受けた一人です。)

この音楽性の劇的変化により、本作はジューダスの「第二のデビュー」とも言われています。

この進化の要因としては、1989年に脱退してデイブ・ホーラントに変わり、本作から加入したドラマーのスコット・トラヴィス(元レーサーX)によるところが非常に大きく、ツーバスを多用する彼のパワフルなドラムに触発され、ロブの高音シャウトや多様化するギターのは速弾きなど、従来にはなかった新しい個々のアプローチが見受けれるようになりました。

いきなりドラムソロから始まる1曲目の"Painkiller"は特に衝撃的で、ジューダスのこれまでの楽曲で、これほどヘヴィでパワフルな曲はあっただろうか、というほどのレベルです。

続く2曲目"Hell Patrol"は強烈なシャッフルの曲で、ギターのリフなどで従来のジューダスらしさも残っており、ツインギターもカッコイイ。

3曲目"All Guns Blazing"、4曲目"Leather Rebel"、5曲目"Metal Meltdown"は、どれもスコットのツーバスドラムが曲が牽引するパワーメタル。

"Metal Meltdown"イントロのギターソロ、それに続くリフが最高です。

6曲目"Night Crawler”、7曲目"Between The Hammer "は従来からあるジューダスらしいノリの良い曲ですが、ドラムのアプローチ・ギタープレイの進化によって斬新な印象を受けます。